織田信長や豊臣秀吉と同じく安土桃山時代に活躍した、伊達政宗という人物を知っているでしょうか。
彼は戦いもののRPGでも人気がありますが、伊達政宗は決してゲーム上の空想のキャラクターというわけではありません。
しかし、安土桃山時代は織田信長や豊臣秀吉のイメージが強すぎて、伊達政宗は何をしたのか分からないと言う人もいるかもしれませんね。
実際に伊達政宗は何をした人物なのでしょうか。
ここでは安土桃山時代の伊達政宗の活躍について解説します。
豊臣秀吉の命令を無視!
関白・太政大臣に就任して天下統一を成し遂げた豊臣秀吉は、太閤検地や刀狩りを行うと同時に私的な争いを禁止する法律、惣無事令というものを出しました。
しかし伊達政宗はこの命令を無視し、東北地方でどんどん勢力を拡大しつつあったのです。
そんな時、豊臣秀吉は北条家を倒すために伊達政宗に上洛命令を出しました。
実は伊達家と北条家は同盟関係にあったため、伊達政宗はこの北条家を倒すための戦いに参加するべきかどうか、最後まで悩んでいたと言われています。
北条家討伐に参加するも?
そんな伊達政宗は最終的に北条家の討伐に参加することにしました。
しかし決断が遅くなり、すぐに参加しなかったため、豊臣秀吉はすぐに伊達政宗に会うことをしなかったのです。
その後豊臣秀吉にようやく会えることになった伊達政宗は、死を覚悟したという意味で白装束をまとい、現れました。
もともと派手好きな豊臣秀吉でしたから、このパフォーマンスに大喜したそうです。
白装束での謁見は豊臣秀吉を驚かせ、最終的に伊達政宗の遅刻は許されたのです。
葛西大崎一揆を扇動したのは?
奥州にて一揆が起こり、伊達政宗も鎮圧に参加しました。
しかし、伊達正宗の家臣から「一揆を扇動したのは実は伊達政宗であった」と密告があり、豊臣秀吉は真実を問うために伊達政宗を呼び出しました。
そこで伊達政宗は、金箔をはった十字架を掲げて登場したと言われています。
一揆を扇動する旨を書いた書状について問われると、伊達政宗は「花押の鶴の目に針の穴がないからそれは偽物だ」と言い張ったと言われています。
まとめ
いかがでしょうか。
豊臣秀吉の時代の戦いでは確かに活躍し、力を付けてきた伊達政宗ですが、そのユーモアのセンスは誰よりもあったと言われています。
豊臣秀吉も派手好きでしたが、伊達政宗も負けないくらいの派手好きでした。
伊達政宗の兜は、スターウォーズのキャラクター、ダースベーダーのマスクのモデルになったと言われています。