安土桃山時代はどんな宗教が信仰されていたのか

安土桃山時代と言えば、織田信長と豊臣秀吉が政権を握った時代として有名ですよね。

長篠の戦いや本能寺の変、天下統一などという言葉を思い出す人も多いのではないでしょうか。

安土桃山時代は、イエズス会のフランシスコ・ザビエルが日本にキリスト教をもたらしたことでも知られています。

そんな安土桃山時代には、どのような宗教があったのでしょうか。

ここでは安土桃山時代に進行されていた宗教について紹介します。

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仏教

もちろん、仏教は切り離すことができない宗教です。

特に織田信長が政権を握っていた時代は安土宗論というものが開かれました。

浄土宗の長老が安土の街で説法をしていたところに、法華宗の信徒がやってきて議論をしようと言い出したことがきっかけです。

当初は議論の予定でしたが、規模が大きくなって宗論に発展し、議論をふっかけた法華宗側が負けてしまいました。

織田信長は議論をふっかけた張本人たちを斬首とし、その僧侶たちには改宗するか、二度と他の宗派を誹謗中傷しないか、という選択肢を突き付けたのです。

この頃は浄土宗と法華宗はどちらも一般的な仏教の宗派として信仰されていたのです。

キリスト教

先ほど述べた通り、フランシスコ・ザビエルがイエズス会が日本にキリスト教もたらしたことにより、宗教としてキリスト教が信仰されるようになりました。

ただし、豊臣秀吉がバテレン追放令を発布し、キリスト教を厳しく取り締まったことにより、この時代はあまりそこまで普及しなかったと考えられています。

禁教は長く続きますが、それでもクリスチャンたちは信仰を捨てることがなく、キリスト教を守り続けたのです。

日本文化とキリスト教

当時、日本にキリスト教をもたらしたのはイエズス会でしたが、イエズス会は比較的、日本文化にキリスト教を適応させるという考え方を持っていました。

これを適用主義と呼びます。

その一方で、キリスト教を布教しようとしていたフランシスコ会などはキリスト教のやり方を強引に押し付けようとしているところがあり、キリスト教のあり方というものが問われるようになりました。

日本というヨーロッパとは全く違うところでキリスト教を布教するからこそ、柔軟な姿勢が必要とされたという事はいうまでもありません。

まとめ

いかがでしょうか。

安土桃山時代の宗教は主に仏教とキリスト教が一般的です。

まだこの時期はキリスト教の希望は小さいものでしたが、そんなキリスト教も徐々に広がっていくことになるのです。

また、仏教の中には浄土宗と法華宗のみならず、浄土真宗や日蓮宗、天台宗、真言宗などもありました。

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